エジプシャン建築作業員。
宿の前には、建設中の建物があり、
ベランダに出ると、ちょうどいい具合によく見える。
どうしたって目に入ってしまうエジプシャンたちの、
その働きっぶりには、目を見張る。
建物内のほんの端っこ、ほんの一部を、
何度も何度も、何度も何度も、洗っては磨いて、洗っては磨いてしている。
しかも、汚れた水で。
ときに、一日中。
次の日には、
昨日あんなに熱心に洗っていたその場所に、砂山ができていたりする。
どして?
エジプシャンのその働きぶりを見ていると、
時間感覚が麻痺してしまう。
この建物は、いったいいつできるのかと、
そんな話をして過ごす、ダハブでのゆる~い日課ができた。