カンポグランジの日本人街市場
サンパウロに次いで、カンポグランジにも多くの日本人が暮らす。
平たく言うと、第二次世界大戦後の移民である。
そんな街には、日本人街なるものが存在するらしく、
今日は、その日本人街にある、日本人がやっている市場に行ってみようと思う。
旅では初めての経験だ、わくわくする。
うん、非常にわかりやすい日本風情を感じる。
ご飯はソーキそばを頼んだ。
うーーーん、正直、美味しくはないかな〜。
そもそもソーキそば自体、食べ慣れているはずもなく、
日本の懐かしさを感じるかと言えば、そうでもなかった。
チョイスを過ったか。。。。
そんなことを話しながら食べていると、
ここで働くおじいさんがやってきた。
何も知らない私たちに、いろいろ教えてくれた。
なぜ、ここに住んでいるのか?
第二次世界大戦の後、日本政府が行ったこと。
アメリカ軍に制圧され、沖縄の人々はどうしないといけなかったか。
ここにいる人の多くは、沖縄生まれだと言う。
おじいさんも沖縄からここへ来たのだという。
ソーキそばの理由もうなずけた。
美味しくないって思ってごめんなさい。
市場には、他にも野菜やフルーツ、面白い日本食もあった。
日本の横浜にある中華街は、美味しい中華料理が食べられるところだと思ってた。
でも、それには必ず理由があるんだ。
ここと同じように。
貴重な経験だった。
ソーキそばはマズかったけど。
ここに住む人たちも、美味しい日本のソーキそばが食べたいんだろうな。
でも、おじいさんは、日本に帰りたいとは言っていなかった。
いろんな人生があるんだなぁ。