センチメンタル週間につき
気分の上がる音楽でも聴きながら、本日も物思いにふけってみた。
今日は、世界一周に出る前に、
ある恩師から忘れられない言葉を投げかけられたことを思い出す。
「富岡さんは、なんで働いているの?」
と、ある日ふと、問われたのだ。きっとあの人は忘れているだろうけどね。
私にとってその人は、まず仕事のクライアントさんであったし、
(後に勝手に恩師だと思っているわけだけど。)
まぁとにかく、投げかけられた質問は答えないといけないプレッシャーで、
当時の私は必死に答えたことを覚えている。
さしずめ、「やりがい」やら「自分の好きなこと」やら。
てか、そんな問いを、聞かれたこともなければ、考えたこともなかった。
それだけに、その問いが、今も忘れられずにいる。
私が社会に出て、強烈に残っている言葉のひとつだ。
ただ、世界に旅に出て、なんとなく、
あの頃よりしっくりくる答えが、実感として見えた気がした。
食べ物を与えてくれる料理人、
眠るベッドを与えてくれる宿の主人、
行く先まで運んでくれる運転手、
彼らのお陰で旅ができる。
働くところには、
ありがとうとありがとうが生まれる。
人は、助けあって生きている。