インドのまとめ。
ついにリシケシを去る。
あとはデリーに戻って帰国を待つだけだ。
リシケシからデリーまではローカルバスで10時間弱。
ツーリストバスだと6時間くらいらしいけど、ここまで来たらローカルでしょ。
ということで、ものすごく時間があるのでインドという国を思い返してみた。
想像を遥かに超えていたインド。
思えば、旅中にこんなに長く滞在した国は初めてかもしれない。
ある意味ここには、
私がこの旅で求めていた「ショック」がそこら中に溢れていた。
さらに7月、8月といったら、酷暑と雨期が追い討ちをかけ、
インドの不快指数は最高潮を迎えている。
そんな過酷な環境を、当たり前のように生き抜くインド人。
しかもこれが毎年の話なんだから頭が上がらない。
そんな彼らにまぎれての生活は、嫌がおうにも貴重で、考え深いものだった。
うだるような蒸し暑さと牛のうんこまみれの道に、
不快感を覚えながらも毎日を生活していると、
たいていのことはどーでもいいと思えるようになるし、
お金を持ってる人におごってもらうのは当然!
という彼らの価値観に何度も騙され・・・いや、騙されたのではなく、
それが生きるという事なんだと、タフに教わった。気がする。
きっと、こんな些細で絶望的なことに、いちいち腹を立てていては、
到底この国を愛せないのだろう。
ほらほらもっと楽しまないと。って、言われた気がする国だったなぁ。