陸路でカンボジアへ入国する方法。
私の場合、編。
バンコクから陸路でシェムリアプへ〜。
【バンコク発→シェムリアプ行】
5:00 モーチット駅のバスターミナルから、長距離バスに乗る。
チケットは現地で当日購入のみ。(223B)
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9:00 国境近郊の町 アランヤ プラテート(タイ)に到着。
トゥクトゥクに乗って国境まで移動。(80Bで交渉)
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9:20 国境に到着しビザ申請。(1200Bと写真2枚が必要、ドル払いNG)
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窓口の男に従い、申請書を記入。
彼はなかなか愛想の良い男で、ちょっと日本語を話すカンボジア人だった。
申請書の中に、シェムリアプまでの移動手段は? という項目があり、結局はバス(600B:18$)かタクシー(2400B:75$)しかないので、まあどっちにするのか?ということを聞いており、安い方、つまりバスで行くと答えた。
すると窓口の男が、バスは13時まで来ない、タクシーなら待たずにすぐ行ける、と言うのだ。
とはいえ、金額が2倍もするので渋っていると、じゃあ友達のタクシー運転手がいるから、現地のカンボジア人と相乗りすればいい、それなら1人700Bでどうだと言ってきた。
それなら、ということで合計1400Bを支払う。(が、バーツ現金が足りず、800Bと20$を払う。)
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9:30 イミグレーションで手続きを済ます。なにげに結構待つ。
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10:20 カンボジア側の国境に入る。ここで窓口の男から、友達のタクシー運転手らしき男を紹介され、私たちは引き渡された。タクシー乗り場まで送迎バスで移動。(5分くらい先の場所まで)
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10:25 タクシー乗り場に到着。
すると、タクシー運転手らしき男が言った。「一緒に乗る人がいない。あと1200B(37.5$)払えば、今すぐ出発できる。」と。そんな話は聞いていないと、ここから、熱きバトルが始まる。
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11:00 が、結果は惨敗。
こんなアウェイで、多勢に無勢。おまけに英語力が中学生以下とくれば、当然の結果だろう。
時間も気力もこれ以上はもったいないと思い、払うから負けてくれ、と交渉する。
なんとか負けてもらい、あと30$を支払い、タクシーに乗った。(このとき、30$のレシートを発行していた。)ちなみにタクシー運転手らしき男はつなぎ屋で、タクシー運転手は別の男だった。
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14:00 シェムリアプの街、の手前に到着。
ここから先は(街の中)、タダで連れて行ってくれるというトゥクトゥク業者に引き渡された。
そして、「帰りも30$で国境まで連れて行くよ。」と名刺を渡された。
やはり。30$のレシートに意味に気づく。(それ以上のお金は、つなぎ屋の懐行きかあ。。)
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14:15 とりあえずガイド本に載っていた宿を教え、連れて行ってもらうことにする。
が、おすすめの宿があると言って、なぜかそこに連れて行かれる。
まあ、これから宿探しのつもりでいたので、ちょうどいいと参考までに宿を拝見した。
そんな感じで、1軒、2軒、3軒・・と、むしろ連れて行ってもらった。
さすがに悪い気がしてきたので、途中で無理矢理おろしてもらった。が、彼らの目的は、私たちがどこに宿を構えるのか知りたかったこと、つまり明日以降の観光の足になりたかったわけで、そこまでこぎ着けずに終わってしまうと、今までの行為が意味をなさず、・・・そんな思いが顔に出ていた。つまり怒っていた。
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15:15 自分たちの足で、良さそうな宿を探した。
とりあえず1泊様子をみようと、適度な所に決定。
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15:30 部屋で荷物を降ろす。
移動時間、ざっと11時間。ふう、お疲れさま。
ということで、国境の男にやられてしまったわけですが。
すべての人がつながっている感じ。ある意味、こーいった観光事業なのだろうかw。
ちなみに、イミグレで出会った日本人とタイ人のカップルが、
専属タクシーで60$支払ったと言っていました。
この2人の場合、タクシー乗り場ではタクシーが待っており、すんなり出発をしていました。
うん、そう。
こーいった曖昧な約束にはのってはいけないってことですね。
勉強になりました。
これを学びに、
以下。
理想的な陸路移動の方法。(9:20 – 10:20間)
9:20 国境に到着し、ビザの申請。黙ってビザの申請だけを行う。
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9:30 イミグレーションで手続きを済ます。なにげに結構待つ。
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10:20
1→国境を越えたら、バスを探す。
帰りの時に見た感じでは、バスは13時以外にも走っていました。
そりゃ、そうだ。地元の人の大事な交通機関ですから。)
たぶん600Bもしないだろうな。(そりゃそうだ。地元の人には高すぎる。)
2→タクシーで一気に宿まで行く。
このときの交渉は、30$を基準に挑みましょう。
ちなみに、帰りはこれの逆を実行しバンコクに戻りました。
もう一度、カンボジアに行く事があれば、
今度は完璧にやってのけるさ。
番外編:
(この一連の事件の後)聞かされた、もうひとつの陸路移動。
が、あったらしい。
実は、バンコクのカオサン(バックパッカー御用達の安宿街)から、
深夜バスが、なんと500Bで出ているそうな。
あれ、一番安い?
・・・。
格安なので、もちろん苦労所はあり、
例えば、16時間バスに乗りっぱなしとか、荷物入れの中に人が潜んでいて、バッグの中身を取られるとか。
夜中着になるように設定されており、暗黙の了解で所定の宿に転送されるとか。
いろいろ。
でも、1人で旅している人にはありがたいプランですよね。
ということで、一番格安ではありましたが、
今回私たちがこのプランにしなかった理由はひとつ。
“自力で移動をしたかったから。”
そう、旅の最初に言った私の気持ちを優先してくれた友人が、
あえてこの番外編プランは秘密にしておいたそうです。
おかげで、後悔はおきなかったな〜。