ipod事件簿 第7話 [再会]
状況を伝えるも、大使館曰く。
大使館と警察は直接連絡をとってはいけないルールになっている。
なので、私たちの要望を電話ないしで伝えることは不可能だそう。
仕方ないので、要望がトルコ語で書かれたメモをもらい、そして「盗難」というトルコ語を教えてもらった。証明書にその文字が書かれているか確認するために。
さぁ、次が正念場!警察署だー。と来た道を戻る。…あぁ、またずぶ濡れた。
警察署のある駅まで戻って来たら、もう2時をまわっていた。
…ものすっごい寒い。しかも腹ぺこ。
ということで、戦の前にカフェで温かい食事を取ることにした。
(このときの煮豆はうまかったなぁ。)
さてと。お腹も満たされ、気合いも充分!
「盗難届くれよ!」って英語が通じたのかは謎だが、ひとまず門前払いは免れた。
中に入ると、私たちを覚えている人がやって来た。
若干話が早いラッキー☆とメモを渡して、受付みたいなところに座ったら、
各部屋に先客がたくさんいるではないですか。3〜4組はいたかなぁ。
しょーがないので待つ、待つ、待つ。
待つ事1時間、やっと彼がこっちにきて言った。
「待たせてごめんよ、ボク忙しくって。」
ほぅ、あやまってきた!これは好感触だよ〜。
ということで最終的にあと1時間待ったのですが、その間にちょちょっと話をした。
・このメモは誰が書いたのか。(トランスレーターと嘘をつく、一応ね。)
・この届けで大丈夫でしょ?(駄目だった!っとキッパリ言う。)
あとは、辛抱強く待つ。
合計2時間、ついに奥の部屋へ通されたのだ。