“ASPECT OF ALICE”
Black Light Theatre、観てきましたっ。
演目は”ASPECT OF ALICE”こと、不思議の国のアリス。
これ相当面白い!
ストーリーが入りやすい事も幸いし、
チェコらしい意表をついた構成と大胆な演出で、期待以上だった。
ミュージカルなんだけど、でも誰もしゃべらない。
こーいうの、なんていうの?
パントマイムのミュージカル?みたいな。
うまく言えないけど、簡単に言うとそんな感じで。
で、ワイヤーにつながれているアリスが、
相当ぐるんぐるんまわったり踊ったりしながら、
テンポ良くストーリーが進んでいくのです。
そしてなんと言っても、黒子の登場がめざましい!
彼らは、厚紙で作ったであろう家や植物など、
数々の小道具たちを巧みに操っていた。
「え〜!なんと黒子w。」という衝撃を胸に、
暗闇の中、もちろん見えない黒子さんたちを、でも、いるよ。
いる。いる。あそこにいる〜。
と彼らの気配を感じながら観る、それがまた、たまらなく楽しいのだ。
映像も登場してきた。
と言っても、日本の作り込んだ映像とは全く違って、
映画やドキュメンタリーやアニメなど、
いろんなモノを単純に切り貼りした感じのもので、
それをカーテンに投影させたり、小道具に投影させたり、
最終的には人の顔にも投影させちゃったりと、まさに自由。
「人の顔にドキュメンタリーはないだろう。」と突っ込みを入れつつも、
もはや、この大胆な演出に魅せられっぱなし。
当然だけど、撮影は厳禁。
あぁ、この感動を写真でも伝えたかったなぁ。
もし興味があったら、プラハに来た際は、是非観てみてほしい。