母なる河ガンガー
【ガンガー】
ヒンドゥー教に伝わる、ガンジス川を神格化した女神。
現地のひとは川自体も「ガンガー」と呼んでいる。
神話によると、始めはガンガーはヴィシュヌ神の足の指から流れ出て、天界にあるブラフマーの町の周囲を周っていた。賢者バギーラタは、誤ってカピラ仙の怒りにふれ焼き殺された祖先の霊を浄化するために必要なガンガーの聖水を地上にもたらそうと、ヒマラヤ山中で修業を積んだ。ガンガー女神はその願いを受け入れたが、天界から地上へ落下するガンガーの奔流を受け止められるのはシヴァ神のみであると伝えた。バギーラタはカイラス山に赴きシヴァ神に祈りを捧げ願いを聞き届けられた。シヴァ神は地上に落下するガンガーを豊かな髪で受け止めヒマラヤ山中に注いだ。バギーラタの先祖の遺灰はその水で浄化され、霊は天国へ昇ることができた。それ以来、ガンガーは聖なる川として地上の人々に恵みをもたらし続けているとされる。
ガンジス川(ガンガー)は現在でも「聖なる川」としてヒンドゥー教徒の信仰の対象であり、この川の水で沐浴すればすべての罪は浄められ、死後の遺灰をこの川に流せば輪廻から解脱できると信じられている。
(ウィキペディアより)
ほーんとインドは神様、神様だよね〜、
この現代においても、普通に神様がかなり幅を利かせている気がする。
不思議な国だなぁ。
遺灰を流したくらいじゃ輪廻は止められない気がするけど、
沐浴してもそう簡単には罪は浄められない気がするけど、
いくらなんでも他力本願過ぎないか?って気がするけど、
なんにせよ、その信じる心は半端ない、楽観主義のインド人だからこそか?なんつって。
ちなみにインドの神話って、神様が悪いヤツだったり、ワガママだったりして、
人間臭くって結構おもしろいのだ。
ということで、火葬場へ行ってきました。
が、火葬場は写真が禁止なので、写真はありませ〜ん。
カメラでもチラつかせようものなら、ふっとんできて怒られるから!!
↓この写真の先が火葬場
火葬場では、たくさんの煙がたっていた。
包帯でグルグル巻きの火葬待ちのご遺体もあった。
火葬されずに川に流されるご遺体もあった。
悲しいことだけど、火葬されずにガンガーに流されるのは貧乏な人なんだって。
火葬するにはたくさんの薪が必要だから。
そんなこと思いもつかなかったけど、でも最もな話だ。
お金持ちの人はその薪を普通の木ではなくて、サンダルウッドにするらしい。
なんてこった・・・でも日本もカタチは違えど同じか。
でも火葬できないくらいの貧富の差は日本にはない。
国が貧乏なのか、人が多すぎるのか、貧富の差が激しすぎる。。。
火葬場の近くには病院があって、死ぬのを待っている多くの老人がいるんだそう。
来い!って強く誘われたんだけど、なんだか無理だった。
ん〜、なんとも重たい気持ちで火葬場を後にした。
それからガンガーで友達にあった。
イエメンで旅を一緒にしたコリアンのキョンチョルだ〜!
気持ちが落ちていたのでうれしい!
半年ぶりっていうか、再会すること事態がすごい奇跡だった。
これはチャンス!
一緒に船に乗ってガンガーを渡ってもらうことにした。
キョンチョルの話では、ガンガーは汚れ、細菌がいっぱいだから、
(まぁ、何の死体でも流してるんだから当然と言えば当然か)
免疫のない外国人がむやみに沐浴すると、傷口から腫れあがったり、
飲んで腹を壊したりする人もいるらしく、あまり入る人も少なくなったとか。
確かに周りを見渡すと現地っぽいひとばっか・・・
少年は誘ってくるが・・・確かに。
でも!せっかく来たんだし!傷ないし!沐浴しま〜す。
↓1回目の沐浴は拝むポーズで♪
一度入ってしまうとクセになるもんで、
船に乗ってはここで、船に乗ってはここでと・・・
あぁ、おもしろかった〜。
キョンチョルのおかげで写真も撮ってもらえたし。
満足満足!
しかし、、、写真を見て反省したけど、白いTシャツはダメ…。
旅はかき捨て、忘れよう。