ムーミン美術館で原画三昧!
本当のムーミンは、作者トーベ・ヤンソンの生きた時代背景が色濃く投影されていて、日本のムーミンとはぜんぜん違っていた。
ムーミンのテーマパークにも行きたかったけど、
5月はまだお休みなんですと!オープンが夏だけとは…残念。
ということで、今日は1日かけてタンペレの街に行ってきます。
ムーミン美術館に行くのだ〜!
と、その前に腹ごしらえ。
このホテルの朝食、私的に最高です。朝から至福です。
焼きたてのパンだけでも食事パンと甘いデニッシュとで選べないのに、
その上、魅力的なおかずがゴロゴロと。
これはもう包もう。
お昼のお弁当と3時のおやつを包んでしまおうと決め、
ちょっとと言える量でもないので、いっそ皿ごと部屋に持ち帰った。
自分の中では、相方が部屋で朝食を待っている、という体で。
実際はいないけどね。
お弁当をこしらえ準備万端!
ホテルから駅までは3分くらいと近かったけれど、
ぐるっと遠回りして、メインの大通りを通って駅に向かうことにした。
まだお店が開いていないので、ちょっと閑散としている。
今日は天気も曇りがちでございます。
お目当てのヘルシンキ大聖堂に到着!
建物自体はなんともロシアの香りがしますな〜。
でも醸し出す雰囲気は、北欧のゆったり素朴な感じが致します。
しばしカモメウォッチを楽しんだ後は、さぁ駅へ。
タンペレにまいりましょう!
さて、電車にのること2時間弱、タンペレには到着したものの、
市立図書館の1階にあるというムーミン美術館は、やはり移転しており、
下調べをしていたから良かったけど、危ない危ない。
さらに美術館へ行く道は取り立ててなにもなく、素朴というか・・・
こっちで合っているのか、ちょっと不安になる街並み。
なんとか発見!
でも建物の外観からは、たいしたムーミン・アピールがないので、
遠くからは見つけにくい、この看板があってよかったぁ。
入館するも、館内には私しかおらず、あれ、そんな感じ?
と不安になったけど、中を見たらその充実した展示内容に感動した。
パンフレットも日本語が置いてあったりと、さすがムーミン大好き日本国。
きっと外国人来館者の大半は日本人なのではないかと思う。
館内は写真撮影禁止なので、雰囲気を伝えられないのが残念だけど、わざわざ来て損はない、ムーミンの奥深さを知る素晴らしい美術館だと思う。
単なる夢物語ではなく、作者トーベ・ヤンソンの生きた時代背景がムーミンには色濃く投影されていることとか、すごくシュールなものが垣間見えた。日本のムーミンとはぜんぜん違うのだ。原作を読みたくなったけど、フィンランド語は読めないし、英語もねぇ。とりあえず日本に帰ったら、文庫本を読もうと思う。昔懐かしい日本のムーミン・アニメじゃ、トーベ・ヤンソンが描いた本物のムーミンは語られていないのだと気がついた。
また、原画の数々もすごい見応えで、日本ではなかなかお目にかかれない姿形をしているものが多く、1946年から年代ごとに原画が展示されているのだけど、初期の頃のムーミンは名実ともにモンスター、小さい目の顔長のムーミンが、これはこれでたまらなく、いいのだ。気づけば3時間以上もいてしまった。
帰り道には、マルシェみたいなイベントに出会い、思わず一杯やっちゃったりして。
結構遅くまでタンペレの街にいてしまった。
もう今日は満足なので、のんびり2時間かけて帰ろうかな。
帰りにスーパーで、ムール貝の瓶詰めとサラダとチーズを買い、
お昼に食べ損じたパンとデニッシュで、お部屋で夕食を頂くことに。
やはり部屋の居心地がいいと部屋飯しちゃうよね。
ま、その逆も然りで、つい先日のストックホルムの時のようにドミが苦痛で、
市場でサーモンに癒やしを求めたりしちゃうんだけど。
白夜が近いここフィンランドでは、23時でも日が沈まず。
あっという間に3日目の夜が終わろうとしています。
帰りたくなーい!