トリポリに暮らす人々を思う。
いつもの街、いつもの日常。いつもとかわらない、そう思っていたのに、事件は突然起きた。
今日もトリポリの街は、
相も変わらずビービー、ビービー豪快なクラクション音を響かせ、
両替所では人が群がりガヤガヤ、ガヤガヤと、
道を歩けば、うざいくらいにタクシー?タクシー?と声をかけてくる。
いつもの街、いつもの日常。
いつもとかわらない、そう思っていた。
これからシリアのハマという街に向かう。
できればセルビスで相乗りしたかったが、たぶん同乗する観光客は見つからないと思った。
この数日、ここトリポリでそんな人を見かけたことがなかったからだ。
ハマまでは遠く、途中にパスポートチェックもあるので、できるだけ早く出たかった。
仕方ない、タクシーで行くか。
まぁその分ゆったりだな〜と思いきや、なぜかいろんな人が乗ってきた。
・・・こいつらぁ、結局満員の6人乗りである。
まぁ、ハマに着ければいいか。
タクシーの途中、
同乗していたシリア人の男の子から、信じられないのニュースを聞いた。
いつもの街、いつもの日常。
いつもとかわらない、そう思っていたのに。
まさか寝ている間に、街で爆発があるなんて・・・、なんてことだ。
あの子どもたちや、みんなは大丈夫だろうか。
会いに行きたいけど、もう私はシリアに向かってしまった。