ipod事件簿 第3話 [管轄のポリス]
盗難届をもらうべく警察署に行く!
が門前払い。
マシンガンを持った警察官に行く手を阻まれ、中に入れない。。
(ボク、英語わかんないって相手にしてくれないけど、本当かよ〜警察でしょ〜泣。)
ということで、ツーリストポリスに行く。
が用が足りない。
英語話せる人なんか1人だし、あげく発行はできないって言うしよ〜う。
それぞれの街の事件は、その管轄のポリスが取り仕切ってるんだとよ。
(じゃあ、ツーリストポリスってなんなのかしら?)
ということで、警察署に行く。
がまたしても門前払い。
強行突破を試みたら、マシンガンで下がれの仕草。くそぅ。
そのとき、運良く日本人ツアーのご一行が警察署にやってきた。
どうやらツアー中に荷物の中身をすられたらしく、盗難証明に来たようだ。
ラッキー☆ということで便乗させてもらい、やっと警察署の中に入れた。
(ついでと言ってはなんですが、ガイドの人に私の被害状況も伝えてもらった。)
私の前に韓国人の女の子が並んでいたので、順番待ちをしつつ、
やれやれ、と一息ついたのもつかの間。
目の前でその女の子が泣き始めたではないか!
聞いていると、お世辞にも英語が上手とは言いがたかったが、でもその前にガイドの人に通訳してもらっているわけだし、彼女の意図は通じていると思われた。
ということは?
これは明らかにいじめだろ〜。
この警察め〜、被害状況を理解したにもかかわらず、盗難届を作ろうとしないではないか!
・・・自分の身が不安になった。
10分後、ついに韓国人の女の子が飛ばされ私の番になった。
私は隣の別室に連れて行かれたのだが、どうやらそこは届けを書く部屋だった。
(この後、韓国の子がどうなったのかは謎である。)
これで遂にやれやれか〜。と思ったのもつかの間。
今度は届けを書いてやるから、言われた通りに書けとペンと紙を渡された。
*日付(はいはい。)
*名前(Michiyo Tomiokaっと。)
*住所(はいはいっと。)
とここまでは良かったのだが。つぎー!
*Then I walked around Sultanahmet. I lost my ipod.(え?なに??)
訳すと、
スルタンアフメットを歩いていたとき、iPodをなくした。
ってオイッ!コラッ!
違〜う。
「道でなくしたんじゃないの、ホテルで盗まれたの!」って言いましたよ。もちろんね。
でも、なんていうんでしょうね。
「大丈夫〜大丈夫〜。」みたいに軽くかわされまして・・・。
最後にもしつこく言ったら、「だから〜、そこは重要じゃないんだってば。」みたいな感じで、ちょっとうざったそうな目で見られる始末。。いまいち納得いかないものの、かなりのアウェイ感と多勢に無勢で疲労がピークに達し、これ以上はもう無理と思い、渡された盗難証明書を持って撤収する事にしたのでした。
ということで、それでもなんとか証書は手に入れたわけですが、トルコ語で書かれているため、実際なんて書いてあるかわからず、どうも気分が晴れん。晴れーん!
というか、これは盗難届けじゃなくて、紛失届じゃなかろうか?
そう思ってしまったが最後、もう頭に暗雲が立ちこめた。
これからカッパドキアなのに。
友達もいるし・・・いつまでもこれに洗脳されていちゃいかんのに。
ふうぅ〜と、
何ともやりきれなかった感が残った。